KONPAの先には
三連休の最終日
じりじりと照り付ける太陽の中
いつものように仕事をしていた私
仕事も終わりに差し掛かった頃
一本の電話が鳴った
「今日の夜空いてるか?」
同僚からだ
課内で食事でもというものだった
休日出勤の疲れた体にビールを流し込めると思うと胸が高鳴った
「勿論行くよ!」
二つ返事だった
課内の男4名女1名で食事に出掛けた
各々自宅へ帰ってから現地集合とのこと
あまり歩きたくないなあと怠惰な私をよそに
電車に揺られ向かった先は蟹屋さん
こんなところで食事できるほど偉くなったもんだと自分を褒めながら
クスッと笑いながら店へと入った
席へ通されると何やら賑やかな声が
皆来ているのかと思いながら扉へ近づく
扉に手をかけたその瞬間、異変に気付く
明らかに黄色い声が多い
部屋を間違ったか?と周りを見渡すが店員さんは何食わぬ顔でこちらを見ている
兎に角開けるしかないと決心し扉を開けたその先には…
次回
見慣れぬ光景
光と陰